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注目事例-日産自動車株式会社様

進化を続けるテレマティクスサービス『カーウイングス』
利用者からの信頼を情報で支える

― 高い付加価値を生み出すサービスの提供をバックアップ
(2015年4月取材)

ボタン1つで会話ができる「オペレーターサービス」

グローバル情報システム本部
クオリティ&コネクテッドビークルサービス部
主担   岩瀬  賢治氏

スマートフォン・携帯電話でネットワークに接続し、カーナビゲーションシステム(以下カーナビ)などを介して、多彩なサービスを利用することができる、それがテレマティクスサービスです。日産自動車株式会社様(以下、日産自動車様)が提供しているテレマティクスサービス『カーウイングス』は、目的地への最短ルートが検索できる「最速ルート探索」、インターネット上の最新コンテンツが車内で楽しむことができる「情報チャンネル」、そして、ボタンを押すだけでオペレーターに接続し、24時間365日、リアルタイムで相談しながら目的地が探せる「オペレーターサービス」など、さまざまなサービスを提供しています。

「『カーウイングス』は平成10(1998)年からサービスを開始し、現在は当社が販売しているほぼ全ての車種で装備が可能となっています。既に90万台以上の『カーウイングス』を搭載した日産車が全国を走行しており、その台数は日々増加しています」(岩瀬様)。

『カーウイングス』の中でも特に「オペレーターサービス」は走行中でも利用することができ、曖昧な情報でも目的地が探せると利用者から好評を得ているそうです。

「簡単な操作性から機械操作が苦手な方や高齢者の方のご利用はもちろんですが、オペレーターとの会話に『人の温かさを感じる』『丁寧な対応がうれしい』と幅広い利用者からご支持をいただいております」(岩瀬様)。

NTTタウンページでは、『カーウイングス』開始当初から現在に至るまで「、オペレーターサービス」およびカーナビに向けて、タウンページデータベースを提供しています。

「お店や施設の情報が日々変わっていく中で、正しい情報を常に利用者に提供できることがもっとも重要となります。当社では平成16(2004)年からタウンページデータベースを活用していますが、現在ではオペレーターサービス向けの情報は半年に一度、カーナビの目的地検索用データは2か月毎にアップデートしています。タウンページデータベースの情報品質と網羅性には非常に満足しています」(岩瀬様)。

利用者の発音やイントネーション、そして車内のノイズなどから、オペレーターサービスを完全に自動化することにはまだまだ障壁があるといいます。オペレーターは利用者とのコミュニケーションの中から「何を探しているか」を聞き出すという重要な役割を担っており、日産自動車様では今後も付加価値創造のためにオペレーターサービスの利用者増に力を注いでいくとのことです。

さらなる付加価値創出のために、続けられる研究開発

「カーウィングス」の
画面イメージ

日産自動車様では、世界に先駆けて平成22(2010)年に『リーフ』を、さらに平成24 (2012)年 には『e-NV200』のEV(電気自動車)を発売しました。

「EV用充電スタンドは、今後もEVの普及に合わせて増設されていく予定です。そのような中で利用者からの声として急速に増加しているのが、EV用充電スタンドの検索や問い合わせです。現在は残念ながらタウンページデータベースの業種にはEV用充電スタンドはありませんが、近い将来データベース化されることを期待しています」(岩瀬様)。

このように、日産自動車様の研究開発と通信インフラの整備などの社会環境の変化に伴い、『カーウイングス』の“今”は進化を続けています。例えば『カーウイングス』のサービス開始当初は、カーナビ本体の価格や携帯電話の通信料などのコスト面から、利用者はハイスペック車種のオーナーが中心でした。しかし、現在ではカーナビのコストダウンのみならず、通信アダプタが標準搭載され、スマートフォンや携帯電話を接続しなくても『カーウイングス』を利用することができる仕様となっており、今後はさらに利用者の裾野は広がっていくとみられています。そして、この進化と普及によって、『カーウイングス』は「サービスを提供する」だけでなく「情報を入手する」ツールへと変わろうとしています。

「例えば車の走行履歴や走行エリアを分析し、地域ごとでの車の利用シーンの違いを見つけ、オーナーへフィードバックすることや故障状況やEVのバッテリーの状態をデータセンターに送り、品質向上に役立てるなどの研究も進んでいます。現在、当社で開発が進んでいる自動運転システムの早期実現のためにも、『カーウイングス』で得られる情報はなくてはならないものなのです」(岩瀬様)。

日本では、カーナビの技術は進んでいるものの、テレマティクスサービスはまだまだ開発の余地が残されているフィールドだといわれています。

「だからこそ『カーウイングス』の開発には本当にやりがいを感じています。今後はさらなるコストダウンとシェアの拡大に努めるとともに、付加価値の高いサービスを創出していきたいですね」(岩瀬様)。

NTTタウンページでは、タウンページデータベースの提供のみにとどまらず、引き続き日産自動車様のご要望、ご期待に添えるよう商品、サービスの開発に努めるとともに、NTTグループのシナジーを生かし、「カーウィングス」の進化をサポートしてまいります。

岩瀬氏と『e-NV200』のEV(電気自動車)

Profile
所在地神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地
設立1933年12月26日
資本金6,058億円1300万円(2014年3月現在)
事業内容自動車、船舶の製造、販売および関連事業